「処理」された犬たちの首輪の山──韓国・犬肉農場のぞっとする光景
Eerie Dog Meat Farm Photo Shows Pile of Collars Belonging to Dead Animals
動物愛護団体HSI韓国支部のナラ・キムに救い出された犬(8月31日) JEAN CHUNG/FOR HSI
「当局が今後、問題の農場主を動物虐待罪で訴追する見通しだ。現在の動物保護法に、犬肉農場の犬たちを保護する内容はほとんど含まれていないなか、法執行当局者たちが、数少ない規則をきちんと施行していることには勇気づけられる思いだ。この残虐な産業を全面的に厳しく取り締まるために、食用目的での犬の繁殖や飼育、屠殺や販売の禁止を目指して、引き続き活動を行っていく」
珍島のこの犬肉農場は今は閉鎖されている。農場主は地元でレストランを経営しており、ここで犬肉料理も提供していたが、食用犬の飼育と同様、レストランでの犬肉料理の提供もやめることに同意したという。
農場から救い出された犬たちは現在、韓国南部の保護施設が世話をしており、今後は北米に送られ新たな買い主を見つけることになる。
HSIによれば、現在韓国には数千の犬肉農場があり、100~200万頭が飼育されていると推定される。
多くの韓国人は犬肉を食べる習慣がなく、韓国当局は近年、犬肉産業の取り締まりに向けた複数の措置を取っている。
犬肉産業の禁止を
HSIイギリス支部のウェンディ・ヒギンズは、声明の中で次のように述べた。「多くの人が、犬肉産業に反対する考え方は西側諸国にしかないと誤解しているが、実際には韓国の多くの人が、犬肉を食べることには関心がない。動物たちの苦しみを終わらせるために多くの地元当局や政治家たちも尽力している」
「犬肉農場の近くに住んでいる人々からは、悪臭や犬の鳴き声による騒音について、当局に苦情が寄せられることが多い。これまでにも、我々が犬の屠殺場の閉鎖を手助けした際には、近隣住民から感謝されてきた。犬が苦痛であげる叫び声を聞くのは、堪えがたいことだからだ。韓国の人々は、犬肉産業に対する支持も共感も失いつつあり、政策立案者たちが取るべき次なる措置は、この産業を禁止することだ」
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