タリバン批判報道をしてきた現地ジャーナリストが窮地に
American Newspapers Ask Biden for Evacuation Of Journalists From Kabul
ワードは15日、「彼らは何年も、勇敢な、素晴らしい報道を行ってきた。だが今は、それを理由にタリバンから報復を受けるかもしれない。もう仕事を続けることはできないだろうという大きな不安に直面している」と指摘。現時点でタリバンは欧米のジャーナリストを標的にはしていないように見えるとも述べたが、ライアンがバイデン政権に送ったメールは、現地の記者たちを取り巻く状況が、急激に変わる可能性があることを示唆している。
国境なき記者団(RSF)によれば、アフガニスタンでは2021年に入ってから、これまでに少なくとも3人の現地女性ジャーナリストが殺害されている。RSFのクリストフ・デロワール事務局長は7月に、米軍の撤退は「情報の空白状態、およびジャーナリズムが縮小または完全に消滅する事態」を引き起こすことになると警告していた。
カブールの混乱に対処するよう、バイデン政権に対する圧力が高まっていることを受けて、バイデンはアフガニスタン情勢について演説。「予想以上のスピードで事態が推移した」と見通しが甘かったことを認める一方で、米軍の撤退は「正しい判断だった」として、アメリカの方針に変わりはないと強調した。
ニューズウィークはアフガニスタン情勢についてホワイトハウスにコメントを求めたが、本記事の執筆時点で返答は得られていない。
*記事のコメント上位には、以下のように否定的な意見が目立つ。「アメリカ人は助けるが、外国人は助ける必要はない。彼らは自分で武器を取って国を守るべきだった」「ジャーナリストはだめだ。彼らはバイデンのために嘘をついてきた」「彼らを救出するのは政府ではなくメディア会社の仕事だ」
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