レイプドラッグの恐るべき「効果」を示す映像、被害女性の母親が公開
Mom Shares Video of 'Possessed' Daughter in Hospital After Drink 'Spiking'
Liudmila Chernetska-iStock
<ナイトクラブで薬物が混入された飲み物を飲まされたとみられる18歳の女性。「何かに憑かれた」ような衝撃的な姿を母親が公開>
英国エセックス州に住むある母親が、衝撃的な動画を共有した。18歳になる娘が初めて行ったナイトクラブで、飲み物に何かを混入され、「何かに憑かれた」かのように見える内容だ。「レイプドラッグ」と呼ばれる薬物を飲まされたと見られ、その恐ろしい姿を見てもらうことで、被害に遭う女性を少しでも減らしたいと考えたのだという。
地元メディア「ユア・サウスエンド」によれば、エセックス州サウスエンドに住む18歳の介護士ミリー・タプリンは、新型コロナウイルス感染症の規制が緩和されたことを受け、友人たちとナイトクラブ「ムームー」に出掛けた。ところがそこで体調が悪くなり、約4時間にわたって入院することになったという。
ミリーはユア・サウスエンドに対し、ある男性から「これを飲んでみて」と渡された飲み物を口にした後、歩くことも話すこともできなくなり、近くの病院に運ばれたと語っている。
「何口かすすったが、アルコール度数が高かったため、あまり飲まなかった。アルコール度数が高い飲み物は苦手だから。それから友人たちと喫煙所に行き、10分後くらいに戻ってきた」とタプリンは振り返る。「その時には、ちょっと気分が悪くなり始めていた。すごく暑いと感じたため、友人たちに、外に出て新鮮な空気を吸いたいと言った」
「向かいの路地で本格的に気分が悪くなった。目がまともに見えなくなって、手の感覚がなくなった。異常事態だと思った。話そうとしても、口がもつれてしまって、うまく話すことができなかった」
デイリー・ミラー紙によれば、彼女が運ばれた病院の医師は母親のクレアに対し、ミリーの飲み物には2種類の薬が混ぜられていたという見解を伝えた。「1つは体をマヒさせるもの、1つは意識を失わせるもの」とのことだった。
増加するデートレイプドラッグ被害
近年、「デートレイプドラッグ」と呼ばれる薬物の使用が各国で問題になっている。標的になった人の飲み物に睡眠導入剤などをこっそり混ぜることで体の自由を奪ったり意識を失わせ、その間に性的暴行を行うといった犯罪が多発しているのだ。
クレアは、入院中のミリーの映像をユア・サウスエンドに渡した。そこには、18歳のミリーが目を見開き、顎と両手を引きつらせ、ベッドの上でもだえ苦しむ姿が映っている。
クレアは入院中の娘について、「これまで見てきた中で最も衝撃的な娘の姿」と表現し、「何かに取りつかれているかのように見えた」と、デイリー・ミラー紙に語った。「彼女は完全に凍り付き、その手はまるでかぎ爪のようだった」