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東京五輪

炎天下のゲーム「死んだら責任を取れるのか」

2021年8月2日(月)20時15分
ニューズウィーク日本版編集部
テニス選手のダニール・メドベージェフ(ロシア五輪委員会)、東京五輪

MICHAEL KAPPELER-PICTURE ALLIANCE/GETTY IMAGES

7月24日、気温32度の炎天下で行われたテニス男子シングルス1回戦の合間に、ホースから出る冷風や氷のうで体を冷やすダニール・メドベージェフ(ロシア五輪委員会)。

世界ランキング2位の彼は「もし私が死んだら責任を取れるのか」と訴え、競技時間の変更を大会側に要請。他の選手からも酷暑対策を求める声が相次ぎ、試合開始時間が午後3時に遅らされた。

テニスに限らず、東京の酷暑に関しては、海外メディアからも批判が飛び出し、東京五輪をめぐる多くの論点のひとつとなっている。

それでも大会は進行していく。メドベージェフは7月29日の準々決勝で敗退。ラケットを破壊し、スタンドに投げつけた。

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