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ワクチン独ビオンテック、コロナに続きmRNA型でマラリアワクチンの開発目指す
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ドイツのバイオ医薬品会社ビオンテックは、mRNA技術に基づく初のマラリア予防ワクチンを開発し、2022年末までに臨床試験を開始する目標を明らかにした。写真は同国マールブルクで3月撮影(2021年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
米製薬大手ファイザーと新型コロナウイルスワクチンの共同開発に成功したドイツのバイオ医薬品会社ビオンテックは26日、この経験を生かしてメッセンジャーRNA(mRNA)技術に基づく初のマラリア予防ワクチンを開発し、2022年末までに臨床試験を開始する目標を明らかにした。
同社はまたアフリカ大陸における生産能力拡大に向けた取り組みの一環として、アフリカでのワクチン生産も検討している。
ウグル・サヒン最高経営責任者(CEO)は「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)への対応は、すべての主要ステークホルダーが共通の目標に向かって力を合わせれば、科学とイノベーションが人々の生活を変えうることを示している」と述べた。
世界中の科学者が何十年にもわたりマラリアワクチンの開発に取り組んできた。マラリアには毎年何百万人もの人々が罹患し、40万人以上が死亡しており、この大半はアフリカ最貧国の乳幼児が占める。
世界で初めて承認されたマラリアワクチン「モスキリックス」は、英製薬大手グラクソ・スミスクラインが長年にわたりアフリカ数カ国で臨床試験を行って開発したが、予防効果は約30%にとどまる。
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