仏大統領マクロンに突然の「ビンタ」 地方訪問中に
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フランスのマクロン大統領が8日、フランス南東部のドローム県を訪問中に、男から平手打ちを受ける騒動があった Figaro Live / YouTube
フランスのマクロン大統領が8日、フランス南東部のドローム県を訪問中に、男から平手打ちを受ける騒動があった。男の身元や動機は不明。
男は大統領警護官によって取り押さえられた。警察関係者によると、この男を含め2人が逮捕された。
マクロン大統領は現地紙に対し「単発の事件」とし、「公の場での議論を非常に暴力的な人々に奪われてはならない。彼らはそれに値しない」と語った。
SNSなどに投稿された動画によると、マクロン氏は専門学校を訪問した際、警備のため設置された柵の近くにいた人々にあいさつしようと歩み寄った。大統領が最前列の男に手を差し出すと、男はその手を片手でつかみ、もう片方の手で大統領の頬を平手打ちした。男は「打倒マクロン政権」と叫んだほか、フランス軍の戦争スローガンも口にしたという。
カステックス首相は、マクロン大統領への平手打ちは民主主義に対する冒涜だと非難した。
