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国連安全保理6カ国、旅客機強制着陸のベラルーシを非難の共同声明

2021年5月27日(木)09時17分
ベラルーシの反体制派のロマン・プロタセビッチ氏。

ベラルーシが民間旅客機を強制的に着陸させ搭乗していた反体制派活動家の身柄を拘束したことを受け、米英仏を含む国連安全保障理事会の6カ国が26日、ベラルーシを非難する共同声明を発表した。写真は身柄を拘束された反体制派のロマン・プロタセビッチ氏。2017年4月撮影(2021年 ロイター)

ベラルーシが民間旅客機を強制的に着陸させ搭乗していた反体制派活動家の身柄を拘束したことを受け、米英仏を含む国連安全保障理事会の6カ国が26日、ベラルーシを非難する共同声明を発表した。

共同声明を発表したのはほかにエストニア、アイルランド、ノルウェー。ベラルーシの行動は「国際的な民間航空と欧州の安全保障に対するあからさまな攻撃」と非難し、国連の専門機関である国際民間航空機関(ICAO)による調査実施のほか、身柄を拘束された反体制派のロマン・プロタセビッチ氏の即時解放を呼び掛けた。

6カ国は、エストニア、フランス、アイルランドが15カ国で構成する安全保障理事会の非公開会合でこの問題を提起したことを受け、共同声明を発表。ただ外交筋は、常任理事国のロシアがベラルーシ擁護に動き、安保理としての行動は起こせないとの見方を示している。



[ロイター]


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