中国でも「二重変異株」の感染者 2億人移動の連休控え「インド航空便を止めろ」の声
China Rocked by Double Mutant COVID Strain As Nation Fears Fresh Outbreak
そんななか、ウェイボーのユーザーたちは、インドの二重変異株が中国でも拡散するのではないかという不安をあらわにしている。あるユーザーは、「インドからの航空便がまだ禁止されていないのはなぜなのか?」とコメントした。
「お願いだから、30日間の厳しい隔離を徹底してほしい」というコメントもある。
パンデミックが始まって以降、中国の感染者数は合計10万2474人、死者数は4845人にのぼっている。一方、インドでは世界最悪レベルで感染が急拡大している。4月28日の新規感染者だけでも37万9000人に上り、過去最高となった(編集部注:30日発表の新規感染者は38万6452人)。
二重変異株B.1.617は、2020年10月にインドで初めて確認された。この変異株の感染拡大が、同国における病床数と酸素の不足、さらには同国のコロナ対策が崩壊寸前に追い込まれている原因だとされている。
現地の様子を撮影した写真を見ると、畑や駐車場に当座しのぎで設置された場所で火葬が行われているようだ。28日には、これまでの合計の死者数は20万人を突破。感染者数も1840万人に迫り、非常に厳しい状態となっている。
(翻訳:ガリレオ)