中国各地でコロナワクチンの「強制接種」が横行
China Forcing People To Take Vaccines Against Their Wishes, Reports Suggest
この通知書はまた、ワクチン接種を受けない住民について、本人や子どもの将来の学校や仕事に悪い影響が及ぶことになるとも警告している。この通知を出した町の広報担当者は、通知書はワクチン接種計画を推進させるため市や省が出したガイドラインに従って作ったものだと説明した。
ほかにも東部・山東省の煙台市では、地元自治体が各大学に対して、講師と学生の95%以上がワクチン接種を済ませることを要請。妊娠や基礎疾患、アレルギーなどの理由でワクチン接種の免除を希望する者は、医学的にそれを証明するものを提示しなければならないという。その他の個人的な理由でワクチン接種を選択しないことが認められるのかどうかは明示されていない。
ソーシャルメディア上で懸念を表明している人々の中には、妊娠中の女性や、これから子どもをつくろうと考えている女性たちも含まれている。
国営メディアの中国中央電視台(CCTV)が、ワクチンはこれから子どもをつくる予定の女性にとっても、現在授乳中の女性にとっても安全だとするポスターをシェアする一方、SNSには「ワクチンに対して心配なことがあるのに、雇用主からワクチン接種を強要された」というコメントが複数寄せられた。
あるユーザーはこう書き込んだ。「私は子どもをつくろうと計画しているが、ワクチン接種を受けるよう求められた。接種を受けて、子どもに影響が出ない証拠はどこにあるの?」
これに別のユーザーが次のように反応した。「私も妊娠を計画しているだが、接種対象から外れるには、妊娠の証拠を出せと言われた」
2024年12月10日号(12月3日発売)は「サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦」特集。地域から地球を救う11のチャレンジとJO1のメンバーが語る「環境のためにできること」
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら