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核開発イラン、濃縮度60%のウラン製造開始 当局者「少量に限定」
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イランのサレヒ原子力庁長官は16日、中部ナタンズの核施設で濃縮度60%のウラン製造を開始したと明らかにした。写真はナタンズ核施設の衛星写真。4月12日にロイターが入手。(2021年 ロイター/Satellite image ©2021 Maxar Technologies/Handout via REUTERS)
イランのサレヒ原子力庁長官は16日、中部ナタンズの核施設で濃縮度60%のウラン製造を開始したと明らかにした。
国営テレビに対し「1時間で約9グラムの濃縮ウランを製造している」と表明。さらに「5グラムに落とすための段取りを考えないといけない。しかし並行して20%のウラン生産も行う」と語った。
国際原子力機関(IAEA)の報道官はコメントを控えた。
イランの当局者はロイターに対し、60%の濃縮は少量に限定していると強調した。
こうした中、15日に再開した核合意の立て直しを巡る当事国協議について、欧州連合(EU)当局者は16日、数日間で終了し、その後は各国が内容を精査するため一時中断するとの見通しを示した。

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