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感染症対策J&Jのコロナワクチン、一両日中に米接種開始 変異株向けも開発中
米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のゴースキー最高経営責任者(CEO)は1日、J&J製の新型コロナウイルスワクチンの国内での接種が向こう24─48時間以内に開始されると述べた(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のゴースキー最高経営責任者(CEO)は1日、J&J製の新型コロナウイルスワクチンの国内での接種が向こう24─48時間以内に開始されると述べた。
米疾病対策センター(CDC)の予防接種諮問委員会(ACIP)は2月28日、J&Jのワクチンの18歳以上への一般的使用勧告を全会一致で承認。米食品医薬品局(FDA)は前日に同ワクチンの緊急使用を許可しており、これで接種開始に向けた規制上の手続きが完了した。
ゴースキー氏はNBCニュースに対し「向こう24─48時間以内に接種が開始できる」とし、「速く接種を進めれば進めるほど、変異株の出現を抑えられる」と述べた。
その上で、南アフリカやブラジルなどで実施した臨床試験(治験)の結果に基づくと、J&Jのワクチンは新たに出現しつつある変異株にも有効であると確信しているが、南アの変異株に標的を絞ったワクチンの開発も進めており、夏までに後期治験を開始すると明らかにした。
J&Jのワクチンは接種が1回で済むもので、米国で週内に約400万回分の出荷を予定。これに加え3月末までに1600万回分を供給する。
最高科学責任者(CSO)、ポール・ストフェルズ博士はインタビューで、J&Jは医薬品受託製造の米キャタレントが運営する大規模な製造施設でワクチンの大量生産を行う許可を待っていると表明。現在、米食品医薬品局(FDA)が品質データを検証しており、向こう数日で承認が得られるとの見方を示した。これによりJ&Jは確約通りに3月末までに国内で合計2000万回分を供給できるという。
また、世界的な製造能力拡大に向け、国外でも提携協議を進めていると明らかにした。
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