拷問を生き延びたウイグル人家族が、20年の沈黙を破って語った恐怖
ONE FAMILY AND GENOCIDE
グルジャ事件から24年。一連の残虐行為への説明責任は、一切果たされていない。実際、中国は今も90年代以降の抗議運動とつながりがある者を探し回り、グルジャ事件や2009年7月のウルムチ騒乱などの暴動に関わったとして数百万人を強制収容所に拘束している。
こうした弾圧は、中国が少しずつ組織的にウイグル人を地球上から(精神的にも文化的にも肉体的にも)排除しようとしている事実を裏付けている。
1月にアメリカが中国によるウイグル人弾圧をジェノサイド(集団虐殺)と認定したと聞いたとき、うれし涙があふれた。この認定はサリハのように苦しんできた女性たちに、いくらかの希望をもたらし、私たちに闘い続ける覚悟をくれた。
中国が新疆ウイグル自治区で行っていることを世界が無視するなら、虐殺を黙認することになる。同様の残虐行為がほかの場所でも行われることになるかもしれない。
アメリカはウイグル人の虐殺を認定するよう、他国にも促すべきだ。
そして、中国による残虐行為を生き延びた勇敢な女性たちを支援し、彼女たちの言葉を信じることが必要だ。彼女たちの物語は、国家による残虐行為に抵抗する上での強力な武器なのだ。
From thediplomat.com
(3月30日発売の本誌「共産党と闘うウイグル女性」特集では、中国による「非道」の実態と勇気あるウイグル女性たちの反撃をリポートする。虐げられてきた人々が今、声を上げ始めた。各国政府、そして中国進出企業は「虐殺」を黙認していていいのか)
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