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感染症対策WHO「コロナワクチン接種は海外渡航の条件にならず」 効果や供給量が不確実と説明
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世界保健機関(WHO)は15日、新型コロナウイルスに関し、ワクチン接種や免疫獲得の証明を海外渡航の条件としないよう勧告した。写真はWHOのロゴ。2020年1月撮影(2021年 ロイター/Denis Balibouse)
世界保健機関(WHO)は15日、新型コロナウイルスに関し、ワクチン接種や免疫獲得の証明を海外渡航の条件としないよう勧告した。ワクチンの感染抑制効果を巡って「重大な不明点」が残るほか、接種が限られるためと説明した。
WHOの緊急委員会は声明で「現時点で各国とも入国の条件として、ワクチン接種や免疫獲得の証明を義務付けるべきではない」と表明。また「ワクチン接種の証明があるからといって、海外渡航者が他の感染予防対策を免除されるべきではない」と強調した。
テドロス事務局長は一連の勧告を承認し、国連加盟国に送付した。
WHOで緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は、現時点でまだ科学的根拠が完全ではなく、ワクチンも十分ではないので、渡航に不必要な制限を設けるべきではないというのが勧告の趣旨だと述べた。
こうした中、WHOの主任科学者を務めるソミヤ・スワミナサン氏は、コロナワクチンの世界的な公平分配を目的とした枠組み「COVAXファシリティー」を通じたワクチン配布が1─3月中に開始し、年内に配布量が拡大するという見通しを示した。
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