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感染症対策独、アストラゼネカ製ワクチンの高齢者接種に難色「有効性を評価するためのデータが不十分」
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ドイツ予防接種常設委員会(STIKO)は、英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンについて、接種対象年齢を18歳から64歳までに限定するよう勧告したことが、保健省による草案資料で分かった。英マンスフィールドで25日代表撮影(2021年 ロイター)
ドイツ予防接種常設委員会(STIKO)は、英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンについて、接種対象年齢を18歳から64歳までに限定するよう勧告したことが、保健省による草案資料で分かった。
資料では「現時点で65歳以上の人に対するワクチンの有効性を評価するためのデータが不十分」と指摘した。
欧州医薬品庁(EMA)は29日、アストラゼネカ製ワクチンの承認を巡って判断を下す見通し。
シュパーン保健相は、既に疾患を持つ比較的若い年齢層がワクチン接種を待っているとした上で、アストラゼネカ製ワクチンの使用に関する最終的な勧告はEUの承認後になると述べた。
アストラゼネカからのコメントは得られていない。
国内メディアはこれまで、アストラゼネカ製ワクチンの65歳以上への予防効果が非常に低かったと報道。アストラゼネカは報道内容が「完全に誤っている」と反論している。
また、ジョンソン英首相はアストラゼネカ製ワクチンが全ての年齢層に効果があると指摘。「英当局はアストラゼネカ製ワクチンが非常に優れており、有効性が高いと明示している」と述べた。
英イングランド公衆衛生サービス(PHE)の免疫部門トップ、メアリー・ラムジー博士は「アストラゼネカの治験では高齢者の症例数が少なすぎたため、正確な保護レベルを観察することはできなかったが、免疫反応に関するデータは非常に安心感を得られる内容だった」と述べた。
英国医薬品庁(MHRA)は「65歳以上の治験参加者の有効性を示す情報は限られているが、有効性が足りないと示唆するものは何もない」とした。
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