最新記事

感染第3波

東京都24日の新型コロナ新規感染986人、11日ぶり1000人下回る 重症者は156人と依然高い水準

2021年1月24日(日)20時30分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

東京都は24日、都内で新たに986人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。

東京都は24日、都内で新たに986人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。12日以来11日ぶり1000人下回った。土曜日としては先週の1,592人、先々週の1,494人に続く過去3番目の多さ。

この日確認された陽性者の内訳は、
10歳未満:23人(約2%)
10代:41人(約4%)
20代:125人(約13%)
30代:101人(約10%)
40代:90人(約9%)
50代:33人(約3%)
60代:101人(約10%)
70代:90人(約9%)
80代:88人(約9%)
90代:33人(約3%)
100歳以上3人(約0.30%)
となっている。また65歳以上の高齢者は260人となっており、全体の26%を占めている。

また、重症者は前日と同じく156人となっている。

これで1月に入って都内で確認された陽性者の合計は31,445人。また累計では93,890人となった。

また感染拡大による医療提供体制のひっ迫を受けて自宅療養者と入院・療養等調整中が増加。自宅療養者は8,474人で13日連続8,000人以上の状態が続いている。一方の入院・療養等調整中も6,073人と依然として高止まりが続いている。

これらの人びとの体調確認などに保健所が忙殺されることで、新規陽性者の感染経路を追い切れず、さらなる新規陽性者が増加するという悪循環が生じている。

一方で、PCR検査などでの陽性率は1月7日の14.5%から徐々に下がりはじめており、7日間移動平均値をもとに算出した22日の数値は9.8%とひと桁台にまで低下している。8日から発令された緊急事態宣言の効果が出てきているが、今後どこまで新規陽性者が低下するか注目される。

reuters__20210123211050.png

PCR検査などでの陽性率は徐々に下がりはじめており、22日の数値は10%を切った。

変異種ウイルスが海外渡航歴のない子どもから確認、市中感染に警戒

こうしたなか、厚生労働省は都内の10歳未満の女の子が、イギリスで広がる変異種の新型コロナウイルスに感染したことを発表した。

これは、都内に住む10歳未満の女の子で、1月19日に無症状ながら陽性が確認され、21日から入院しているという。彼女は、感染が確認された都内の40代男性の濃厚接触者で、海外への渡航歴はなく、厚生労働省は「市中感染の可能性がある」としている。

東京都では今後、変異ウイルスが広がる可能性もあるとみて、陽性と判定された一部の検体を遺伝子解析して、警戒を続けるという。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D

ビジネス

米国株式市場=3指数大幅下落、さえない経済指標で売
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必死すぎる」「迷走中」
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 8
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 9
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中