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パンデミック豪シドニーのクラスター、さらに感染者増加 航空便キャンセル、周囲の州が境界を封鎖
豪ニューサウスウェールズ州シドニーの北部海岸地域で先週発生した新型コロナウイルスのクラスター(集団感染)では、感染者数がさらに増加した。写真は18日、シドニー郊外の検査施設で撮影(2020年 ロイター/Loren Elliott)
豪ニューサウスウェールズ(NSW)州シドニーの北部海岸地域で先週発生した新型コロナウイルスのクラスター(集団感染)では、感染者数がさらに増加した。シドニー発の国内線が21日、キャンセルとなるなど、クリスマスを目前に控え影響が広がっている。
シドニー北部海岸地域のクラスターは、感染者数が20日時点で70人近くに増加。感染者が訪問したカフェ、ジム、カジノ、スーパーマーケットなど80カ所以上が特定され、当局は、これらの場所を訪れた人々に対して、検査を受け自主隔離するよう呼び掛けた。
カンタス航空は、シドニー・メルボルン便やその他の国内線を21日からキャンセルすると発表。カンタスと傘下の格安航空会社ジェットスターは声明で「多くの便がキャンセルとなる。直接影響を受ける顧客には連絡する」としている。
すべての州と準州はシドニーとの境界を封鎖。住民に対して、検疫措置を避けたいのであれば、シドニーから早急に戻るよう促した。
NSW州は、感染拡大を食い止めようと新たな検査施設を開設。一部の施設は24時間体制で対応しているが、希望者が殺到し長い行列ができている検査所もある。
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