最新記事

感染第3波

東京都29日の新型コロナ新規感染856人、火曜として過去最多 15日連続で曜日別最多を更新

2020年12月29日(火)21時20分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

東京都は29日、火曜日として過去最多の856人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。

東京都は29日、都内で新たに856人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。

火曜日としては先週22日の563人を抜いて過去最多となり、曜日別の最多を更新するのは15日連続となっており、感染拡大に歯止めがかからない状態になっている。また、PCR検査での陽性率も12月7日以降上昇を続けて緊急事態宣言解除後では最高レベルとなっており、27日は8.4%にまで上昇している。

newsweek_20201229_212358.png

PCR検査の陽性率の推移

この日確認された陽性者の内訳は、20代と30代が389人で約45%、40代と50代が合わせて254人で約30%、65歳以上の高齢者は125人で約11%を占めている。

一方、都の基準で集計した重症者は前日より3人増えて84人となっている。

これで12月に入って都内で確認された陽性者の合計は16,976人となっており、また累計では57,915人となった。

11月から顕著となってきた新型コロナウイルスの感染第3波は、感染経路として家庭内での感染がもっとも多くなっているほか、企業や飲食店などでもクラスターが発生し感染拡大防止が難しい状況になっている。

こうしたなか、PCR検査で陽性者が確認される陽性率が上昇しており、東京都の発表した25日の陽性率は8.2%と、緊急事態宣言解除後では最高になっている。また、医療提供体制のひっ迫を受けて自宅療養者が増加、25日から入院患者数を上回る状態が続いている。

newsweek_20201228_200120.png

感染第3波以降のコロナ患者数の推移

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=続落、対メキシコ関税延期で下げ幅は縮

ワールド

イスラエル首相、訪米日程を延長 トランプ氏と4日会

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、対メキシコ関税の延期受け

ワールド

トランプ氏の顧問、教育省の解体計画を検討=報道
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我との違い、危険なケースの見分け方とは?
  • 4
    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…
  • 5
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 6
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 7
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    脳のパフォーマンスが「最高状態」になる室温とは?…
  • 10
    「103万円の壁」見直しではなく「壁なし税制」を...…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 5
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 6
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 7
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 8
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 9
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 10
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 10
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中