東京都29日の新型コロナ新規感染856人、火曜として過去最多 15日連続で曜日別最多を更新
東京都は29日、火曜日として過去最多の856人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。
東京都は29日、都内で新たに856人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。
火曜日としては先週22日の563人を抜いて過去最多となり、曜日別の最多を更新するのは15日連続となっており、感染拡大に歯止めがかからない状態になっている。また、PCR検査での陽性率も12月7日以降上昇を続けて緊急事態宣言解除後では最高レベルとなっており、27日は8.4%にまで上昇している。
この日確認された陽性者の内訳は、20代と30代が389人で約45%、40代と50代が合わせて254人で約30%、65歳以上の高齢者は125人で約11%を占めている。
一方、都の基準で集計した重症者は前日より3人増えて84人となっている。
これで12月に入って都内で確認された陽性者の合計は16,976人となっており、また累計では57,915人となった。
11月から顕著となってきた新型コロナウイルスの感染第3波は、感染経路として家庭内での感染がもっとも多くなっているほか、企業や飲食店などでもクラスターが発生し感染拡大防止が難しい状況になっている。
こうしたなか、PCR検査で陽性者が確認される陽性率が上昇しており、東京都の発表した25日の陽性率は8.2%と、緊急事態宣言解除後では最高になっている。また、医療提供体制のひっ迫を受けて自宅療養者が増加、25日から入院患者数を上回る状態が続いている。