東京都、26日の新型コロナウイルス新規感染481人 重症者60人に増加
東京都は26日、都内で新たに481人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。写真は25日都内の百貨店で。(2020年 ロイター/Kim Kyung Hoon)
東京都は26日、都内で新たに481人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。NHKなど国内メディアが報じた。
この日確認された陽性者を年代別でみると、20代と30代が190人、40代と50代が151人、また70代以上の高齢者は63人となっている。また、重症患者は都の基準で60人になったという。
これで都内で確認された陽性者の合計は39,079人となった。
11月に入って顕著となってきた新型コロナウイルスの感染第3波は、感染経路として家庭内での感染がもっとも多くなっているほか、企業や飲食店などでもクラスターが発生し感染拡大防止が難しい状況になっている。
東京都、再び飲食店への営業時間短縮を要請へ
一方、東京都は今月28日から来月18日までの3週間、飲食店とカラオケ店に対し、営業時間を午後10時までに短縮するよう要請することを決めた。
期間は11月28日から12月17日までの20日間。要請に協力した事業者には、一律で40万円の協力金を支給するという。現在、金額など詰めの作業が行われており、夕方には小池都知事が発表した。
さらにGo Toイートについて、11月27日から12月17日までの3週間、新規食事券の発行停止と、すでに発行された食事券とポイントの利用を控える呼びかけを行うよう、政府に要請するという。
25日夕方に臨時の記者会見を開いた東京都の小池知事は「感染拡大を食い止めるために、都民にはできるだけ不要不急の外出を控えていただきたい。年末年始に向けて会食の機会が増えるかと存じますが、体調が悪い方、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方は参加を控えていただきたい。できるだけ参加を控えることによって自宅にウイルスを持ち込まないで、帰宅時には手洗いそして消毒など徹底をしていただきたい」と感染対策を呼びかけた。