東京都、24日の新型コロナ新規感染186人 GoToトラベル札幌と大阪を除外へ

政府は、新型コロナの感染拡大している地域に関して、都道府県知事の判断を踏まえGoToトラベルの対象から一定期間除外することを決めた。写真は大阪・道頓堀で3月撮影(2020年 ロイター/Edgard Garrido)
東京都は24日、都内で新たに186人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。NHKなど国内メディアが報じた。
この日確認された陽性者を年代別でみると、20代と30代が82人、40代と50代が43人、また70代以上の高齢者は30人となっている。また感染経路が不明な人は166人で全体の約53%にのぼっている。
これで都内で確認された陽性者の合計は38,197人。これは、これまで陽性者と発表したうち11人が、再検査で陰性だったとして訂正を反映した数字となる。
11月に入って顕著となってきた新型コロナウイルスの感染第3波は、感染経路として家庭内での感染がもっとも多くなっているほか、企業や飲食店などでもクラスターが発生し感染拡大防止が難しい状況になっている。
政府、札幌・大阪については24日中にもGoToトラベル停止へ
政府は、新型コロナの感染拡大している地域に関して、都道府県知事の判断を踏まえGoToトラベルの対象から一定期間除外することを決めた。既に知事が除外を要望している札幌市、大阪市については、24日中にも決定するとみられる。
赤羽国土交通相は会見で、感染拡大地域を目的地とする旅行の新規予約の受け付けを停止すること、既存の予約についても事業の割引の対象から外すこと、キャンセル料などは旅行者に負担がかからないようにすることなどを発表している。
GoToトラベルからの除外は、一時停止措置が発動されてから新規予約が3週間対象となる。感染拡大地域発の旅行については除外されない。
また、予約がキャンセルされたことに伴って影響を受ける事業者に対し、旅行代金の35%に相当する額について、GoToトラベル事業の予算で負担するという。