「O型の人は新型コロナにかかりづらく、重症化しづらい」との研究結果
2020年10月20日(火)17時50分
3月1日から4月28日までにバンクーバーにある大学傘下の病院の集中治療室(ICU)で治療を受けた新型コロナウイルス感染症の重症患者95名のうち、人工呼吸器を装着した割合は、O型またはB型では61%であったのに対し、A型またはAB型では84%にのぼった。A型またはAB型の重症患者では、腎機能障害や肝機能障害がより多く認められ、集中治療室での治療期間もO型またはB型の重症患者より長かった。
O型の人はマラリアで重症化しづらいとみられている
血液型によって感染症の罹患リスクや重症化リスクに差異があるケースはこれまでにも確認されている。たとえば、O型の人は重症急性呼吸器症候群(SARS)にかかりづらく、マラリアで重症化しづらいとみられている。
新型コロナウイルス感染症の罹患リスクや重症化リスクと血液型との関係やそのメカニズムについてはさらなる解明が必要だが、一連の解明がすすむことで、様々な治療法の開発にも役立つと期待が寄せられている。
Research Suggests Blood Type Could Determine Risk of Contracting COVID-19
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