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日韓関係菅=文在寅、初の電話会談 菅首相「厳しい両国関係放置せず、適切な対応強く求める」
菅義偉首相は24日午前、就任後初めて韓国の文在寅大統領と電話で会談し、冷え込む日韓関係を「放置してはならない」と伝えた。16日、都内で代表撮影(2020年 ロイター)
菅義偉首相は24日午前、就任後初めて韓国の文在寅大統領と電話で会談し、冷え込む日韓関係を「放置してはならない」と伝えた。菅首相は会談後、記者団に対し、徴用工問題など「韓国に適切な対応を強く求めていきたい」と語った。
加藤勝信官房長官によると、会談は韓国側からの要請で実施した。会談後、官邸で記者団の取材に応じた菅首相は、「非常に厳しい状況にある両国関係、このまま放置してはならない」と文大統領に伝えたことを明らかにした。
菅首相は「重要な隣国であり、北朝鮮問題をはじめ、日韓、日米韓の連携は重要であると思っている」とした上で、「さまざな問題に関する我が国の一環した立場に基づいて、今後とも韓国に適切な対応を強く求めていきたい」と語った。
文大統領からは、首相就任の祝意を伝えられたという。菅首相は「コロナ問題を始め、さまざまな課題にともに取り組んでいこうと(文大統領に)話した」と語った。
一方、韓国の聯合ニュースが青瓦台(大統領府)の説明を基に伝えたところによると、文大統領は菅首相に対し、両国は戦時中の強制労働問題について最善の解決策を見いだす必要があると伝えた。また、韓国と日本は親友だと述べたという。
(久保信博 編集:田中志保)
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