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欧州ベラルーシで4週連続のデモ 治安当局が参加者殴打・多数拘束
ベラルーシの首都ミンスクでルカシェンコ大統領の6選を不正とする抗議デモが4週連続で行われ、何万人もの参加者が街頭を行進した。写真は9月6日、ミンスクで撮影(2020年 Tut.By)
ベラルーシの首都ミンスクで6日、ルカシェンコ大統領の6選を不正とする抗議デモが4週連続で行われ、何万人もの参加者が街頭を行進した。これに対し治安当局は参加者を棒で殴ったり蹴ったりするなど対応を激化。ロシアのインタファクス通信によると政府発表で少なくとも100人、人権擁護団体によると200人超が拘束された。
治安当局は通りに有刺鉄線を張り、軍用車や護送車や放水銃を配備。ヘルメットをかぶった機動隊のほか、マスク姿で棒を所持した私服の要員が待機した。
現地のメディアは、マスク姿の男が地面に横たわった参加者を棒などでなぐる映像を流した。私服の要員たちがカフェのガラス戸をたたき割り、中に逃げて隠れているデモ参加者を引きずり出すのも目撃された。別の目撃者によると、大統領公邸近くで少なくとも数十人が拘束された。
国内報道はミンスク以外の複数の都市でも、抗議デモや参加者が拘束されるシーンを伝えた。
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