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ドイツ「来年初めに新型コロナワクチン接種開始か」 医薬品規制当局者
ドイツの医薬品規制当局パウル・エールリヒ研究所のシチュテク所長は、国内で来年初めにも新型コロナウイルスのワクチン接種が一部で開始できる可能性があるとの見解を示した。ルクセンブルクとの国境近くのテストセンターで旅行客を検査する係官、7日撮影。(2020年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
ドイツの医薬品規制当局パウル・エールリヒ研究所のシチュテク所長は、国内で来年初めにも新型コロナウイルスのワクチン接種が一部で開始できる可能性があるとの見解を示した。
シチュテク氏はファンケ新聞グループに、第1相と第2相の臨床試験のデータから、一部のワクチンによって新型コロナに対する免疫反応が生じることが示されたと述べた。
「仮に第3相試験でワクチンの有効性と安全性が確認できれば、最初のワクチンが来年初めにも恐らく条件付きで承認される可能性がある」と指摘。独予防接種常設委員会が設定した優先順位に従って国内で最初のワクチンがその時点で利用可能になると述べた。
ドイツでは過去数週間で新型コロナの感染が増えており、ロベルト・コッホ研究所の19日時点のデータによると、1510人増加し22万6914人となった。このうち39%は恐らく海外からの渡航者としている。
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