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感染第2波新型コロナ死者が世界で80万人突破、17日間で10万人増加 感染ペースは横ばいに
ロイターの集計によると、新型コロナウイルスによる全世界の死者数が80万人を突破した。写真は23日、仏北部メルビル・フランスビル・プラージュの市場で23日撮影(2020年 ロイター/Charles Platiau)
ロイターの集計によると、新型コロナウイルスによる全世界の死者数が22日に80万人を突破した。米国、ブラジル、インドで死者数の増加が特に顕著になっている。
21日までの2週間のデータに基づくロイターの算出によると、24時間に平均で5900人近くが新型コロナ感染症で死亡している。1時間に246人、15秒あたり1人が死亡していることになる。
死者数が70万人から80万人に到達するのにかかった日数は17日で、60万人から70万人までの増加ペースと同じだった。
米国の死者数は16日に17万人を突破、世界で最多となっている。新規感染者数は7月のピークを下回っているものの、1週間当たり36万人余りとなお高水準。
米国内の公立の小中高や大学の多くは新年度に入り対面授業を再開したが、感染率が急上昇したのを受けてオンライン授業に切り替えたところも一部である。
世界第2位の人口を抱えるインドは17日に新型コロナの死者が5万人に到達。最初の死者が報告されてから5カ月しか経っていない。
累計の感染者数が200万人を上回っているのは米国、ブラジルとインドだけ。ただ、感染者のうち亡くなった人の割合を指す致死率はインドが1.9%と、世界平均の3.5%に比べて低い。しかし、過少報告が原因である可能性もある。
米国とブラジルの致死率は約3%。両国とも当局者の多くが学校や企業活動の再開に重きを置いているため、専門家らは、いまだに総合的なコロナ対策が取れていないと指摘する。
ブラジルのコロナ死者数は8月8日に10万人を突破し、増加を続けている。同国の感染拡大はまだピークを付けていないが、大半の都市では小売店やレストランが再開している。
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