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中南米の一部で新型コロナ感染が「飛躍的」に増加、世界の半数に=WHO
世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)のエティエンヌ事務局長は9日、中南米の一部で新型コロナウイルス感染者が「飛躍的」に増加しているとして注意を促した。コスタリカ・サンホセで無料配給に並ぶ市民ら。4月撮影(2019年 ロイター/JUAN CARLOS ULATE)
世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)のエティエンヌ事務局長は9日、中南米の一部で新型コロナウイルス感染者が「飛躍的」に増加しているとして注意を促した。
感染が拡大しているのはメキシコ、パナマ、コスタリカ、ブラジル、ペルー、チリ、ベネズエラ、ハイチ、スリナムなどの国で、米州の感染者数は8日時点で約330万人と世界全体のほぼ半分を占めるという。
エティエンヌ局長は、ワクチンなどが開発されるまでは社会的距離の確保や試験、接触者の追跡などを組み合わせて行うことが重要とし、「さもないと対策の効果は限られ、感染者が再び増加する事態を招きかねない」と警告した。
ブラジルについては、社会的距離に関してWHOの方針に従っていないものの、支援を継続すると確認した。サンパウロ州ではこの日、コロナ死者数が334人と過去最悪を記録。累積の死者数は9522人に達した。感染者数は15万0138人。
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