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テロイギリス南部の公園で男が刃物で襲撃、3人死亡 警察は「テロ」と認定
英南部レディングで20日夜、ナイフを持った男が公園で人々を襲う事件が起き、3人が死亡、3人が負傷した。写真は6月21日、現場に立つ警察官ら(2020年 ロイター/Peter Nicholls)
英南部レディングで20日夜、ナイフを持った男が公園で人々を襲う事件が起き、3人が死亡、3人が負傷した。男は駆け付けた警官らに取り押さえられた。
警察は21日、襲撃は残虐なテロ事件と認定し、単独での犯行との見方を示した。襲撃の動機は不明とした。
殺人容疑で拘束された男は、テロリズム法違反の容疑で再逮捕された。
治安当局筋が匿名を条件にロイターに語ったところでは、逮捕された25歳の男はリビア出身で、昨年に過激主義目的の渡航を望んでいるとの情報を英情報局保安部MI5に把握されていたが、計画は実現していなかった。
警察と英政府は当初、今回の襲撃事件をテロではないとしていた。だが、捜査を進める中で、ロンドン警視庁のテロ対策部門トップのバス警視監は21日、テロ事件と認定した。
ジョンソン首相は、事件に「がく然としている」とし、今後事件を防ぐために必要な場合は法改正も辞さないとの考えを示した。
目撃者によると、男は突然、何かを叫びながら、公園にいた10人ほどのグループを次々に刃物で襲ったという。
現場となった公園では、襲撃の3時間前まで人種差別への抗議集会が開かれていたが、バス警視監は集会と襲撃の関連性はないとした。
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