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パンデミック中南米、新型コロナ死者10万人突破 10月までに約39万人に増加=米研究所
米ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)は24日、中南米地域の新型コロナウイルス感染による死者数が10月までに38万8300人に急増するとの見通しを示した。リオデジャネイロで6月12日撮影(ロイター/Sergio Moraes)
米ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)は24日、中南米地域の新型コロナウイルス感染による死者数が10月までに38万8300人に急増するとの見通しを示した。ブラジルとメキシコが3分の2を占める見込みという。
同地域では感染が急拡大しており、今週、死者が10万人を突破した。
IHMEによると、死者はブラジルで16万6000人、メキシコで8万8000人を超える見通し。
アルゼンチン、チリ、コロンビア、エクアドル、グアテマラ、ペルーの予想死者数は、それぞれ1万人超。パラグアイ、ウルグアイ、ベリーズを含む15カ国では、それぞれ1000人未満の死者が見込まれている。
IHMEのクリストファー・マレー所長は「一部の中南米諸国が爆発的な増加に直面する一方、効果的に感染を封じ込めている国もある」と指摘した。
IHMEは、マスク着用と社会的距離の確保を義務付ける措置が緩和された場合、死者数はさらに増加する可能性があると警告。最悪のシナリオではブラジルの死者数は34万0476人、メキシコは15万1433人に達する可能性があるとした。
一方、マスクの使用が95%に増加すれば、ブラジルの死者数は14万7431人、メキシコは7万9652人にとどまる可能性があるという。
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