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自民党財政改革検討本部が初会合、骨太健全化目標議論へ

2025年04月01日(火)11時58分

 4月1日、自民党で財政再建派と積極財政派の2組織を統合して新設された財政改革検討本部の初会合が1日午前開催された。写真は小野寺五典政自民党調会長。ロシアのモスクワで2018年7月撮影(2025 ロイター/Maxim Shemetov)

Yoshifumi Takemoto

[東京 1日 ロイター] - 自民党で財政再建派と積極財政派の2組織を統合して新設された財政改革検討本部の初会合が1日午前開催された。6月にも政府が打ち出す骨太の方針(経済財政運営と改革の基本方針)に盛り込む財政健全化目標について今後議論を進める。

従来は2025年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の黒字化を目標に掲げていたが、24年度補正予算などの歳出増で25年度の黒字化は難しいため、新たな目標が焦点となっている。

自民党内での財政政策議論は、古川禎久元法相が本部長を務める健全化重視の「財政健全化推進本部」と西田昌司参院議員が本部長を務める「財政政策検討本部」が並立していたが、今回統合。小野寺五典政調会長が本部長を務める下に、古川氏と西田氏が本部長代理を務める体制をとる。

副本部長に石田真敏氏、木原稔氏、幹事長に小渕優子氏、幹事長代理に木原誠二氏、小林鷹之氏、古川俊治氏を配し、健全派・積極派の双方に配慮している。

政策議論の作業で要を務める事務局長には中西健治氏が就いた。

ロイター
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