OpenAI、推論能力備えた「オープン型LLM」を数カ月中に発表へ

米オープンAIは、推論能力を備えた「オープン型大規模言語モデル(LLM)」を数カ月以内に発表する。資料写真(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
米オープンAIは、推論能力を備えた「オープン型大規模言語モデル(LLM)」を数カ月以内に発表する。サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が31日、X(旧ツイッター)への投稿で明らかにした。同社がオープン型LLMを公開するのは「GPT-2」以降初めて。
オープン型LLMは学習のパラメーター(重み)が公開されており、開発者らは学習の初期データがなくても、特定のタスク向けにLLMを微調整することができる。
アルトマン氏はオープン型LLMの活用法について開発者らと話し合う姿勢を示した。数週間以内に米サンフランシスコで公開イベントを行い、その後は欧州やアジア太平洋地域でもイベント開くという。
アルトマン氏は投稿に「まだ決めなければならないことがあるので、開発者向けイベントを開催して手応えを集め、それから初期のプロトタイプを試しに使ってもらう予定だ」と書き込んだ。


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