最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(8日現在)

2020年5月8日(金)13時18分

■米、新型コロナ死者7.5万人突破 感染者は125万人超

ロイターの集計によると、米国の新型コロナウイルス感染症による死者が7日、7万5000人を突破した。1日の死者は4月中旬以降、平均2000人に高止まりしている。

■アフリカ、コロナ抑制策なければ1年で死者19万人の恐れ=WHO

世界保健機関(WHO)は7日、アフリカで新型コロナウイルス感染拡大抑制策が講じられなかった場合、感染拡大の1年目に2900万─4400万人が感染、8万3000─19万人が死亡する恐れがあると警告した。

■米景気減速、現在が「底」 今後は上向く=リッチモンド連銀総裁

米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は7日、失業率の劇的な上昇が予想される4月の雇用統計発表を翌日に控え、米経済は現在、景気減速の最も深い時期に位置していると述べた。

■仏首相、パリは依然コロナ感染の「危険区域」と警鐘 制限緩和控え

フランスのフィリップ首相は7日、ロックダウン(都市封鎖)措置の緩和を週明け11日に控え、首都パリ都市圏は引き続き新型コロナウイルス流行の「レッドゾーン(危険区域)」で、一段の警戒が必要との認識を示した。

■コロナ禍からの回復、長く険しい道のりに=ミネアポリス連銀総裁

米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は7日、新型コロナウイルス危機からの回復には時間がかかる公算が大きいとの認識を示した。一部の経済活動は早期に再開できる可能性はあるとしつつも、感染の第2波に見舞われれば、ロックダウン(都市封鎖)措置の再導入が必要になる恐れがあると警鐘を鳴らした。

■NY州、家賃未払い時の立ち退き要求禁止を2カ月間延長

米ニューヨーク州のクオモ知事は7日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)による経済的影響を巡る懸念を緩和するため、家賃未払いでも家主による立ち退き要求を一時的に禁止する措置を8月20日まで2カ月間延長すると発表した。

■米政府、CDC策定の制限緩和巡る指針棚上げ 「過度に規範的」=高官

米ホワイトハウスが米疾病対策センター(CDC)により策定された各州のロックダウン(都市封鎖)措置緩和に関する指針を棚上げしたと、政府高官が7日明らかにした。「過度に規範的」な指針を出すことは避けたいとの理由という。

■イタリア、航空大手アリタリアに30億ユーロ注入へ

イタリアのパトゥアネッリ産業相は7日、国有化を計画している航空大手アリタリアに対し、少なくとも30億ユーロ(32億ドル)の資本注入を行うと発表した。

■米下院議長、コロナ対策第5弾の概要発表 来週にも採決

米民主党のペロシ下院議長は7日、第5弾となる新型コロナウイルス対策法案の概要を発表した。州・地方政府への追加支援のほか、ウイルス検査拡充、米郵政公社(USPS)への金融支援などを柱とするもので、早くて来週の採決を目指す。

■米景気回復、失業が恒常的なら緩慢ペースに=アトランタ連銀総裁

米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は7日、米景気回復ペースは、新型コロナウイル感染拡大の影響で急増している失業が恒常的であるかどうかに左右されるとの認識を示した。

■英、10日にコロナ抑制策の緩和計画を発表 極めて限定的

英国のジョンソン首相は10日に新型コロナウイルス感染抑制策の段階的な緩和に向けた計画を発表する。政府は極めて慎重に対応するとしており、緩和は限定的なものになるとみられている。


【関連記事】
・東京都、新型コロナウイルス新規感染23人確認 39日ぶりに30人を切る
・「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に
・新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(7日現在)
・「ブラック企業・日本」がコロナ禍で犯し続ける不作為

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏とゼレンスキー氏が「非常に生産的な」協議

ワールド

ローマ教皇の葬儀、20万人が最後の別れ トランプ氏

ビジネス

豊田織機が非上場化を検討、トヨタやグループ企業が出

ビジネス

日産、武漢工場の生産25年度中にも終了 中国事業の
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口の中」を公開した女性、命を救ったものとは?
  • 3
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も
  • 4
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 5
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 6
    ロシア武器庫が爆発、巨大な火の玉が吹き上がる...ロ…
  • 7
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 8
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 9
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 10
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 3
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 4
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?.…
  • 5
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投…
  • 8
    トランプ政権はナチスと類似?――「独裁者はまず大学…
  • 9
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは…
  • 10
    【クイズ】世界で最もヒットした「日本のアニメ映画…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 6
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 7
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中