新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(8日現在)
新型コロナウイルスを巡る海外の状況(8日現在)。米ミシガン州は7日、週明け11日から製造業の再開を認めると発表した。同州フリントで昨年2月撮影(2020年 ロイター/Rebecca Cook)
■パキスタンが9日から一部封鎖解除、新型コロナ感染急増の中
パキスタンのカーン首相は7日、新型コロナウイルス感染拡大抑制のためのロックダウン(封鎖)の解除を9日から始めると表明した。ただ、当局がこの日発表した過去24時間の新たな感染者数は過去最多を更新した。
■米中が閣僚級電話協議、経済・公衆衛生巡る協力で合意=中国商務省
中国商務省は、劉鶴副首相が8日に米国のライトハイザー通商代表部(USTR)代表とムニューシン財務長官と電話協議し、マクロ経済と公衆衛生を巡る協力を強化することで合意したと発表した。
■米ミシガン州、11日から製造業再開 自動車生産再開に道
米ミシガン州のウィットマー知事は7日、週明け11日から製造業の再開を認めると発表した。新型コロナウイルスの流行で自動車メーカー各社が打ち出した従業員数千万人のレイオフ(一時帰休)措置の解除に向け、大きなハードルが取り除かれた。
■世界の高級ブランド品売上高、第2四半期は50─60%減か=ベイン
高級ブランド品の世界全体の売上高は、新型コロナウイルス対策として実施されているロックダウン(封鎖)が一部の国で解除され始め、中国市場が回復の兆しを見せているにもかかわらず、第2・四半期に50-60%減少する-。コンサルティング会社ベインは7日、こうした見通しを示した。
■原油先物は上昇、コロナ封鎖緩和で需要回復に期待感
アジア時間の原油先物は上昇。新型コロナウイルス感染拡大を抑制するための封鎖措置を緩和する動きが世界で広がっていることを受け、原油需要が回復するとの期待感が出ている。
■スペイン、コロナ抑制策さらに緩和へ 首都とバルセロナは継続も
スペインでは新型コロナウイルスの感染拡大が抑制されつつある中、各地で制限措置のさらなる緩和に向けた動きが出ている。ただ、感染状況が深刻な首都マドリードと主要都市バルセロナでは当面、厳しい規制が継続される可能性がある。
■シンガポールのOCBC、第1四半期は43%減益 引当金追加計上で
シンガポール第2位のオーバーシー・チャイニーズ銀行が発表した第1・四半期決算は、純利益が前年同期から43%減少し、7年ぶりの低水準に落ち込んだ。新型コロナウイルスの世界的流行を受けて貸倒引当金を大きく積み増したことが響いた。
■英政府、対EU通商交渉の成功望む兆しなし=通商担当欧州委員
欧州連合(EU)のホーガン欧州委員(通商担当)は7日、英国が来週再開されるEUとの通商交渉の成功を望む兆しは見られず、英国はEU離脱後のいかなる悪影響も新型コロナウイルス感染拡大による経済ショックのせいにしようとしていると指摘した。
■グラクソ、今月下旬からリウマチ薬で治験 新型コロナ治療
英製薬大手グラクソ・スミスクラインは7日、新型コロナウイルスによる肺炎の患者を対象として5月下旬から、関節リウマチ薬を投与する治験を始めると発表した。
■レムデシビル、医療機関への公平な供給に向け米医師らが情報要請
米国感染症学会(IDSA)は、新型コロナウイルスの治療薬として使用が認められたギリアド・サイエンシズの「レムデシビル」について、連邦政府が国内の医療機関にどのように供給するかについて、より詳しい情報の提供を求めている。
■米フォード、北米生産を18日に再開方針
米自動車大手フォード・モーターは7日、北米での生産・業務再開を18日から段階的に進めることを計画していると発表した。
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