最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(7日現在)

2020年5月7日(木)19時03分

■EU、西バルカン6カ国の加盟後押しと追加金融支援を表明

欧州連合(EU)と西バルカン・東欧6カ国の首脳が6日、テレビ電話で会議を開き、6カ国の最終的なEU加盟へ向けた「明確な支援」を約束した。また、6カ国への金融支援拡大も表明した。

■ドルの強地合いは当面維持、新型コロナ懸念受け

ロイター為替予測調査によると、新型コロナウイルスを巡る懸念を受け、安全資産需要が強まっていることから、少なくとも向こう3カ月はドルの強地合いが維持されそうだ。

■中国アリババ、高級品アウトレット用プラットフォームの運用開始

中国電子商取引大手は6日、若年層をターゲットにした新たな高級品プラットフォーム「ラグジュアリー・ソーホー」の試験運用を開始したと発表した。新型コロナウイルス感染拡大防止のロックダウン(都市封鎖)により、ブランド店で積み上がった在庫の削減につなげる狙いもある。

■米コロナ対策本部は経済再開に軸足シフトへ、死者増のリスクも

トランプ米大統領は6日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて設置した対策本部について、期限を設けずに活動を継続し、今後は経済・社会活動の再開に軸足をシフトする考えを示した。経済再開でより多くの人命が危険

■ニュージーランド、財政赤字長期に 債務水準も目標上回る=財務相

ニュージーランドのロバートソン財務相は7日、同国政府が長期にわたって財政赤字を計上し続けるとともに、公的債務が従来目標を大幅に上回る水準に高まるとの見通しを示した。

■ブラジル、1日のコロナ感染・死者が過去最多に 封鎖の可能性も

ブラジルで6日、新型コロナウイルスの新規感染者と死者がこれまでで最多となり、タイシ保健相は、特に感染が深刻な地域で厳格なロックダウン(都市封鎖)が必要になる可能性を示唆した。

■仏クレディ・アグリコル、1-3月は16%減益 貸倒引当金が3倍に

フランス第2位の銀行クレディ・アグリコルが6日発表した第1・四半期決算は16%の減益となった。新型コロナウイルス関連の貸倒引当金が3倍近くに増えた一方、トレーディング収入が好調だった。

■米ギリアド、難しいレムデシビル価格設定 公益か企業利益か

新型コロナウイルス感染症で、今のところ唯一効果が証明されたとされる治療薬「レムデシビル」を製造する米ギリアド・サイエンシズが、その価格設定を巡ってジレンマに直面している。

■NZ、安全な投資先として魅力 アーダーン首相が強調

ニュージーランドのアーダーン首相は6日、新型コロナウイルスの封じ込めに成功した同国が安全な投資先として魅力があるとアピールした。

■米の産油州、再雇用支援を要請 廃抗井を埋め戻し

米国の31の石油生産州で構成する州際石油ガス協定委員会(IOGCC)の広報担当者は6日、トランプ政権に対し、解雇されたエネルギー産業の労働者を廃抗井の埋め戻し作業向けに再雇用するため、資金支援を行うよう求めたと語った。

■中国、労働節5連休に延べ1.15億人が旅行 業界「明るい兆し」

中国では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出制限が緩和される中、労働節に伴う5月1─5日の連休の旅行者数が延べ1億1500万人となった。自動車旅行が多くを占めた。文化観光省のデータと旅行業者の情報で明らかになった。

■日本に再びクルーズ船の悪夢、なぜ対応は後手に回ったのか

乗員数百人を乗せたコスタ・アトランチカ号が長崎市の造船所に接岸したのは1月下旬、厚生労働省が横浜港沖に投錨するクルーズ船、ダイヤモンド・プリンセス号で検疫を始める7日前のことだった。


【関連記事】
・長崎で再現したクルーズ船の悪夢 なぜ対応は後手に回ったのか
・東京都、新型コロナウイルス新規感染38人確認 4日連続で減少続く
・「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D

ビジネス

米国株式市場=3指数大幅下落、さえない経済指標で売
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必死すぎる」「迷走中」
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 8
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 9
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中