新型コロナのパンデミック「第2波」は来るか 上海ディズニーやパリの店舗再開
韓国、規制緩和と同時にクラスターで感染
韓国の文在寅大統領は10日、年後半にも新型コロナ感染拡大の第2波が到来する可能性に備え警戒を緩めてはならないと表明。ソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)のクラブで新たなクラスター(感染者の集団)が発生したことを受け、感染拡大はいつでも起こり得るとし「戦いは完全に終わっていない」と注意を促した。
韓国疾病予防管理局(KCDC)によると、10日には新たな感染者が34人確認された。これは4月9日以来の高水準となる。
世界保健機関(WHO)は11日、新型コロナ感染拡大抑制策の緩和には、感染拡大の第2波に対する「強い警戒」が必要になるとの考えを強調した。
緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は「都市封鎖措置の緩和に多くの国が動き始め、希望が見え始めている」としながらも、「極めて強く警戒する必要がある」と述べた。
その上で、ドイツと韓国は新たな感染を抑制できるとみているとし、感染の第2波防止に向けて重要とする監視体制について両国の対応を支持した。その一方で「目を閉じたまま抑制策を緩和している国もある」と警告したが、具体的な国名は挙げなかった。
またテドロス事務局長は、感染拡大抑制策の緩和は「複雑で困難」な作業になるとし、「ゆっくりと、安定的に解除していくことが肝要」と訴えた。
*内容を追加しました。
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