新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(12日現在)
■航空便利用、9月になっても通常の25%以下=ボーイングCEO
米航空機大手ボーイングのデビッド・カルホーン最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスの影響で航空便の利用は9月になっても通常の25%にも満たないとの見方を示した。
■米自動車部品メーカー、相次ぎ工場再稼働、感染再拡大に懸念も
全米で封鎖措置が緩和される中、自動車産業が集積する米中西部ミシガン州では11日、複数の自動車部品メーカーが工場を再稼働させ、今月18日の自動車メーカーの生産再開に備えた。ただ、新型コロナウイルス感染の第2波に対する警戒は強い。
■米マイラン、第1四半期は実質利益が予想超え 売上見通しを維持
米後発医薬品(ジェネリック)大手マイランが11日発表した第1・四半期決算は、実質利益が市場予想を上回った。新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた都市封鎖の前に、顧客がぜんそく薬や感冒薬をまとめ買いしたことが追い風になった。
■米中の第1段階通商合意、再交渉は受け入れられない=トランプ氏
トランプ米大統領は11日、今年初めに署名した中国との第1段階の通商合意を見直す再交渉は全く受け入れられないと表明した。
■米スタバ、英国でドライブスルー150店舗を段階的に再開へ
米コーヒーチェーン大手スターバックス(スタバ)は11日、英国内のドライブスルー店舗150ヵ所と一部持ち帰り専門店舗を14日から段階的に再開すると発表した。新型コロナウイルス関連の道路規制緩和を受けたもので、ウェブサイトで明らかにした。
■インド、ロックダウン解除を視野 新規感染者なお大幅増
インドのモディ首相は11日、新型コロナウイルスへの新たな感染者数が急増する中、7週間にわたって全土で続けてきたロックダウン(都市封鎖)について「段階的な解除」を視野に入れていると述べた。
■〔ロイター調査〕マレーシア第1四半期GDP、マイナス1.5%に転落か
ロイター調査によると、マレーシアの第1・四半期の国内総生産(GDP)は、新型コロナウイルスの世界的大流行の影響により、世界金融危機の最中だった2009年第3・四半期以来、初めてマイナスに転落する見通しだ。
■ECB買入策巡りドイツを提訴する可能性、当面は低い=EU当局者
欧州連合(EU)当局者らによると、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和政策(QE)についてドイツ連邦憲法裁判所が一部違憲と判断したことを巡り、欧州委員会が直ちに同国を提訴する可能性は低いとみられる。
■各国のソブリン格付け、新型コロナで一段の引き下げも=S&P
S&Pグローバル・レーティングは11日、新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響が続く中、各国のソブリン格付けを一段と引き下げる可能性があるとの見方を示した。
■新型コロナの影響長引くが「世界の終わり」ではない=英中銀理事
イングランド銀行(英中銀)のハルデーン理事は11日、ウエブキャストでの講演で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)について「全ての危機は消えない傷跡を残す。今回も例外ではない」と述べ、その悪影響は負債の多い企業の設備投資や雇用不安に直面している個人の消費活動に対して長期にわたって続くリスクがあると指摘した。
■中国の対米投資、19年は金融危機以来の低水準 米中の緊張などで
米中間の資本フローの透明性向上を目指すイニシアチブ「米中投資プロジェクト」の報告書によると、2019年の中国の対米投資は50億ドルと、前年からやや減少し、10年前の世界的な金融危機以来の低水準となった。
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