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外出自粛

「火星探査」で学んだ隔離生活を楽しむ9つのコツ

Living Life at a Distance

2020年4月10日(金)18時30分
ケイト・グリーン(元科学者・ジャーナリスト)

五感を刺激する

「火星」での意外な発見の1つは香りの重要性だ。食品のにおいを当てる実験で新鮮なパイナップルの香りに感動し、草の香りやゴムのにおいに地球が恋しくてたまらなくなった。

安らぎを感じるものに囲まれ、できれば花や植物を飾り、エッセンシャルオイルやスパイスの香りを嗅ぐ。変わった映画やお気に入りのテレビゲーム、音楽を楽しむ。熱いお風呂に入り、ストレッチをし、冷たいシャワーを浴び、自分の身体を意識しよう。

退屈を楽しむ

私は退屈したことなんてない──。実験前はそう思っていた。でも実際はほとんど常に退屈で、新しくて面白そうな何かを探してばかりいるのに気付いた。

いら立ちや退屈を感じたら、科学者か芸術家のように面白がってみよう。私は元科学者でジャーナリストだが、実験後は詩や連想に割く時間が増え、表現も以前より婉曲的になった。たまには負の感情に浸ってみるのも悪くない。

©2020 The Slate Group

<本誌2020年4月14日号掲載>

【参考記事】「恐怖の未来が見えた」NYの医師「医療崩壊」前夜を記す日記
【参考記事】緊急事態宣言、東大留学生たちの決断「それでも僕は東京に残る」

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2020年4月14日号(4月7日発売)は「ルポ五輪延期」特集。IOC、日本政府、東京都の「権謀術数と打算」を追う。PLUS 陸上サニブラウンの本音/デーブ・スペクター五輪斬り/「五輪特需景気」消滅?

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