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パンデミックANA、国際線パイロットが新型コロナウイルス感染 17日羽田着NY便乗務
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ANAホールディングス傘下の全日本空輸は、運航乗務員(パイロット)が新型コロナウイルスに感染したと明らかにした。写真は羽田空港で2014年8月撮影(2020年 ロイター/Yuya Shino)
ANAホールディングス傘下の全日本空輸は2日、運航乗務員(パイロット)が新型コロナウイルスに感染したと明らかにした。このパイロットは3月14日に成田発米ニューヨーク行き(ANA10便)、16日に現地発(ANA109便)の便に乗務し、17日に羽田空港に到着した。乗務後の休暇中に発熱などがありPCR検査を行ったところ、4月1日に陽性結果が判明した。
保健所は、このパイロットとニューヨークを往復した際の乗客、社内に濃厚接触者はいないと判断している。同乗したパイロット、客室乗務員に体調不良者はいない。航空機の消毒も実施済みという。
このパイロットは羽田到着後、休暇中の18日にのどの痛み、19日に発熱の症状があらわれ、23日に地元の病院を受診、26日に気管支炎と診断されたが、30日に肺炎が判明し、検査を実施した。現在は入院隔離中だが、咳や熱などの症状はなく、容体は落ち着いているという。
*会社側の訂正により、本文2段落目の「ただ、接触があった間接部門スタッフ3人は、念のため当面の間、自宅待機している」を削除します。
(白木真紀)
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