新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(28日現在)
■イタリア、新型コロナ死者約2.7万人 新規感染3月10日以来最少
イタリア保健当局は27日、新型コロナウイルス感染症による死者が333人増え、累計2万6977人になったと発表した。1日の死者数は前日の260人から増加した。
■加、コロナ死者の増加ペース鈍化続く 主要州は経済再開を検討
カナダ保健当局は27日、新型コロナウイルス感染症による死者の増加ペースが鈍化し、8日連続で10%以下にとどまっていると発表した。
■NY市、一部車道閉鎖し歩道拡張へ 新型コロナの移動制限中
米ニューヨーク市のデブラジオ市長は27日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたロックダウン(都市封鎖)措置が続く中、市内の一部車道を通行止めとし、歩行者に開放するほか、一時的な自転車用レーンを設置すると発表した。
■リジェネロンとサノフィ、コロナ候補薬治験を重篤患者のみに限定製薬大手の米リジェネロン・ファーマスーティカルズと仏サノフィは27日、新型コロナウイルスの重篤患者を対象に両社が共同開発した関節炎薬「ケブザラ」の臨床試験を行うと述べた。これまでの試験の結果、より軽度な患者への効果は小さかった。
■トランプ氏、コロナで支援要求の州・市を批判 「お粗末な運営」
トランプ米大統領は27日、新型コロナウイルス対応を巡り連邦政府に金融支援を求めている州・市政府について、野党民主党による「お粗末な政府運営」と批判した。
■EU、銀行の資本規制緩和へ コロナ打撃の企業支援=関係筋
欧州連合(EU)は、域内の銀行が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の打撃を受けている企業を支援できるように資本規制を緩める見込み。融資を巡る引当金に関しても規制を緩める。関係筋が話した。
■米タイソン・フーズ、精肉不足を警告 コロナで処理施設閉鎖相次ぐ
米食肉加工最大手タイソン・フーズは、新型コロナウイルスの感染拡大が食肉処理施設の従業員の間で広まり、施設が稼働停止を余儀なくされていることから、今後、国内のスーパーマーケットなどの店頭に並ぶ牛肉、豚肉、鶏肉などの精肉が不足する可能性があると警告した。
■ペロシ米下院議長、最低所得保証「検討余地ある」 州支援も必要
米民主党のペロシ下院議長は27日、新型コロナウイルス対策について、国民に支援が十分に行き届かない場合、全国民に一律の最低所得を保障する最低所得保障制度の導入を検討する余地があるという認識を示した。
■ロシア、5月産油量19%減の日量850万バレル=報道
ロシアは5月の産油量を2─3月の水準から19%削減し、日量850万バレルとする。インタファクス通信が石油大手ルクオイルのIR(投資家向け広報活動)責任者の話として報じた。
■中国、技術開発加速や緊急対応改善に注力=国営メディア
中国は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に対応するため、主要技術の開発を加速し、緊急事態への対応力を改善させると、国営テレビが27日伝えた。
■中国当局、新型コロナの大規模検査は当面行わず
中国当局は27日、新型コロナウイルスの検査について、症状のある人や感染地域に関わる人など、高リスク層への検査に注力すると述べ、当面は大規模検査を行わない考えを示唆した。
■中国、独政府に新型コロナ巡る好意的なコメント要請=独内務省
中国の外交官がドイツの政府当局者に対し、新型コロナウイルスの感染拡大を巡り中国に関して好意的なコメントを発するよう要請していたことがドイツ内務省の書簡で明らかになった。
■米GM、配当・自社株買い停止 新型コロナ対応で資金確保へ
米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は27日、普通株に対する四半期現金配当支払いと自社株買いを停止すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大による世界的な自動車販売の落ち込みに直面する中、手持ち資金の確保を目指す。
■米政権、工場の操業継続に向けた新型コロナ対応策見極め=ナバロ氏
米ホワイトハウスのナバロ通商製造政策局長は27日、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、従業員の感染症スクリーニングなど、国内の製造業活動継続に向けたプロトコルを模索していると明らかにした。
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