新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(27日現在)
26日、米国では今週、新たに複数の州が経済再開に向け、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための制限措置を緩和する見通しだ。写真はワシントンD.C.の国会議事堂。25日撮影(2020年 ロイター/Erin Scott)
■〔ECBフォーカス〕ジャンク社債買い入れ期待が浮上、副作用懸念の声も
欧州の金融市場は、欧州中央銀行(ECB)が近くジャンク社債(投資適格級未満の高利回り社債)を資産買い入れ対象に加えると期待している。だが一部の投資家からは、そうした大胆な措置に伴う副作用を心配する声が聞かれる。
■BUZZ-金現物が下落、株高で 下げ幅は限定
アジア時間27日の取引で金現物価格が下落。株式市場の上昇が背景。ただ、追加景気刺激策への期待から下げ幅は限定的。
■オーストラリア、新型コロナ追跡アプリ導入 一部の州は規制緩和
オーストラリア政府は26日、新型コロナウイルスの追跡アプリを導入するとともに、アプリが入手する個人情報を保護する法律を制定する方針を表明した。
■豪NAB、10─3月期は51%減益 新型コロナ受け大幅減配
豪銀大手ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が27日発表した2020年度上半期(10─3月)のキャッシュ利益は前年比51.4%減の14億4000万豪ドル(9億1973万米ドル)となった。新型コロナウイルス感染拡大などを受けて貸倒引当金を積み増したことが響いた。
■中国本土のコロナ感染者3人増、新たな死者はゼロ
中国国家衛生健康委員会は27日、中国本土で26日に新たに確認された新型コロナウイルス感染者は3人となり、前日の11人から減少したと発表した。新たな死者はいなかった。
■米中小企業向け支援、各金融機関に融資上限設定=資料
米中小企業庁(SBA)は26日、中小企業の給与保護プログラム(PPP)で金融機関が融資できる規模に上限を設けると明らかにした。
■英保健省、コロナ回復患者の血漿で重症者治療の臨床試験へ
英保健省は25日、新型コロナウイルス感染症から回復期にある患者から提供を受けた血漿が、コロナ重症患者の治療に効果があるかを評価する臨床試験を同国で始めると発表した。
■トランプ米大統領、アザー厚生長官解任報道を否定
トランプ米大統領は26日、「アレックス(・アザー厚生長官)は素晴らしい仕事をしている」と指摘し、自身が同長官の解任を検討しているとの報道を否定した。
■今年のフィリピン経済、新型コロナで20年超ぶりのマイナス成長に=中銀
フィリピン中央銀行のジョクノ総裁は声明を発表し、今年の同国国内総生産(GDP)は0.2%のマイナス成長になる公算が大きいとの予想を示した。ただ、支援策に弾みがつけば21年はプラス7.7%程度に回復するとした。
■アルゼンチン、メルコスルの通商協議から離脱
アルゼンチンは南米の関税同盟、南部共同市場(メルコスル)が進めている通商協議から離脱することを決定した。自国内の経済危機対処を優先する。メルコスルが24日発表した声明で明らかになった。
■イラン、新型コロナ感染ない地域のモスクを再開へ
イランのロウハニ大統領は26日、国内で新型コロナウイルス感染が見られない状況が継続している一部地域について、モスク(イスラム教礼拝所)の再開を計画していると明らかにした。
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