最新記事
アフガニスタンIS、アフガン首都の式典を銃撃 少なくとも32人死亡

3月6日、アフガニスタンの首都カブールで、開催中の式典で銃撃があった。写真はアブドラ行政長官。カブールで5日撮影(2020年 ロイター/Omar Sobhani)
アフガニスタンの首都カブールで6日、過激派組織「イスラム国(IS)」のメンバーが少数民族ハザラ人の指導者アブドゥル・アリ・マザリ氏の25年追悼式典を銃撃し、少なくとも32人が死亡した。
先月29日には米国とアフガニスタンの反政府勢力タリバンが和平合意に調印していた。
式典には、ガニ政権政権ナンバー2のアブドラ行政長官も居合わせたが、避難して無事だった。
政府報道官によると負傷者は約81人。死亡者数は今後増える可能性があるという。
アマク通信によると、ISが犯行声明を出した。タリバンは関与を否定した。
行政長官の広報担当者は「攻撃はロケット弾の着弾と思われる爆発で始まった。アブドラ氏ら政治家は無事避難した」と述べた。
内務省報道官によると、アフガン部隊が午後遅くに武装した犯人3人を殺害したという。
ガニ大統領は、人道に対する犯罪だとして攻撃を強く非難した。


アマゾンに飛びます
2020年3月10日号(3月3日発売)は「緊急特集:新型肺炎 何を恐れるべきか」特集。中国の教訓と感染症の歴史から学ぶこと――。ノーベル文学賞候補作家・閻連科による特別寄稿「この厄災を『記憶する人』であれ」も収録。