最新記事

エンターテインメント

新型コロナウイルスとの戦いは長期化か AVからNetflixまで引きこもり生活サポートに動くエンタメ界

2020年3月27日(金)18時40分
ウォリックあずみ(映画配給コーディネイター)

エンタメを楽しみつつ「Stay Home」

想像を超える未曽有の事態に、引きこもり生活を楽しんでもらおうと各社賢明に取り組んでいる。厳しい状態の中で、エンターテイメントという娯楽を奪われてしまうことを考えれば、多少の画質低下などたいしたことではない。進んで協力しようではないか。

ただ、AV業界の取り組みに関しては、無料化され簡単にアクセスできるようになる分、未成年者への公開制限や、見たくない人たちの目に触れないようにする配慮も忘れずにサービスを開始していただきたい。

また、出演強要や嫌がる行為の無理強いなどAVをめぐる様々な問題が明るみになってきている今、特定は難しいかもしれないが、そのビデオが制作された過程での出演者の安全性も確認するよう努力してほしいものだ。

各社思惑は様々だが、この今まで誰も想像していなかった非常事態を、世界各国協力し合い、必死に知恵を絞って乗り越えようとしている姿にはエールを送りたい。昔と違い外出しなくとも引きこもり生活をサポートしてくれる多様なアイテムがそろっている時代だ。これらを作り出した人々に少しでも感謝の気持ちがあるのなら、外に出ずそれぞれが自宅でエンタメを楽しんで欲しい。今は"Stay Home"が1番の恩返しとなるのだから。


【関連記事】
・韓国激震 常軌を逸した極悪わいせつ動画SNS「N番ルーム」事件の闇
・新型コロナウイルス感染症で「嗅覚がなくなる」という症例が多数確認される
・「ビザ無効で強制退去?」 新型コロナウイルス対策でも大もめの日韓両政府に巻き込まれた人びと


20200331issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年3月31日号(3月24日発売)は「0歳からの教育 みんなで子育て」特集。赤ちゃんの心と体を育てる祖父母の育児参加/日韓中「孫育て」比較/おすすめの絵本とおもちゃ......。「『コロナ経済危機』に備えよ」など新型コロナウイルス関連記事も多数掲載。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

伊藤忠、西松建設の筆頭株主に 株式買い増しで

ビジネス

英消費者信頼感、11月は3カ月ぶり高水準 消費意欲

ワールド

トランプ氏、米学校選択制を拡大へ 私学奨学金への税

ワールド

ブラジル前大統領らにクーデター計画容疑、連邦警察が
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 5
    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…
  • 6
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 7
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 8
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 4
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 7
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 8
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 9
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 10
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 9
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中