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感染症対策米国防総省、軍人・職員に60日の渡航制限 中国、イラン、イタリア、韓国など
米国防総省は11日、新型コロナウイルス対策として、軍人および国防総省の職員とその家族に対し、米疾病対策センター(CDC)が渡航情報の3段階で最も危険とされるレベル3に指定している国々への渡航、それらの国々からの帰国あるいは経由することを60日間制限すると発表した。写真は国防総省。ワシントンで2005年6月撮影(2020年 ロイター/Jason Reed JIR)
米国防総省は11日、新型コロナウイルス対策として、軍人および国防総省の職員とその家族に対し、米疾病対策センター(CDC)が渡航情報の3段階で最も危険とされるレベル3に指定している国々への渡航、それらの国々からの帰国あるいは経由することを60日間制限すると発表した。
実施は13日からで、中国、イラン、イタリアや韓国などが対象国になる。
米軍の公式発表によると、これまでに新型コロナウイルスへの感染が確認された兵士は世界全体で4人、米国内では2人。ただ国防総省は10日、実際に感染している兵士と軍属はもっと多いとの見方を示した。
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