新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(24日現在)
■SEC、登録ファンドに柔軟な借り入れを容認
米証券取引委員会(SEC)は23日、新型コロナウイルスの感染拡大で悪影響を受けた登録ファンドに対し、柔軟な借り入れや貸し付け契約の締結を一時的に認めると表明した。
■米上院の経済対策協議に進展、24日にも採決の可能性
米国のムニューシン財務長官と民主党のシューマー上院院内総務は、新型コロナウイルスの感染拡大に対応する2兆ドル規模の経済対策について、23日は合意に達しなかったが、進展はあったと述べた。
■ブラジル大統領、企業に賃金支払い停止認める緊急命令を撤回
ブラジルのボルソナロ大統領は23日、新型コロナウイルス感染拡大が広がる中で、企業が従業員への賃金支払いを一時停止するのを認める緊急命令の撤回を迫られた。
■中国本土、新型コロナ新規感染者が前日の倍に 帰国者の感染が後絶たず
中国国家衛生健康委員会の発表によると、中国本土で23日に新たに確認された新型コロナウイルス感染者は前日の倍となる78人だった。主に海外からの帰国者で、新規感染者が最近ゼロに抑えられていた都市や省で感染が再び拡大するリスクが高まった。
■豪の新型コロナ感染者1886人に、NSW州では1日当たりの最多記録
オーストラリア当局は24日、同国内の新型コロナウイルス感染者数が累計で1886人に達したと発表した。このうち人口が最も多いニューサウスウェールズ(NSW)州では一晩で149人増え、1日当たりの増加数としてはこれまでで最多となった。
■米ボーイング、ワシントン州での生産を2週間停止 新型コロナ対策
米航空機大手ボーイングは23日、新型コロナウイルス感染拡大への対策として、ワシントン州シアトルにある工場の操業を3月25日から14日間停止すると発表した。同工場では双通路型機を生産している。
■新興国ドル建て債、1年以内に340億ドル償還必要=ゴールドマン
新興国が今後1年以内に償還しなければならないドル建て債は総額約340億ドルで、特にバーレーンとエクアドルが返済面で厳しい立場に置かれている――。ゴールドマン・サックスは22日公表したノートで、こうした分析を明らかにした。
■中国北京市、海外からの入国者の検疫をさらに強化=北京日報
北京市政府は、新型コロナウイルス感染拡大リスクを最小限に抑えるため、海外からの入国者に対する検疫の規則を一段と厳格化した。同市共産党委員会の機関紙、北京日報が24日に報じた。
■米加州、病床5万床を追加で確保する必要 新型コロナで=知事
米カリフォルニア州のニューサム知事は23日、新型コロナウイルス感染者の急増に伴い、患者を受け入れる病床が追加で5万床必要になっていると述べた。コンピューターでモデル化して推計を出した。
■米民主バイデン氏、新型コロナで影薄く 資金集めにも影響不可避
米大統領選の民主党候補指名で優位を固めつつあるバイデン前副大統領は、選挙活動拠点にテレビスタジオを設けて国民に直接語り掛ける戦略を開始したが、新型コロナウイルス危機で今のところ注目を集めるには至っていない。
■GEの航空機エンジン部門、米国内で10%人員削減へ
米ゼネラル・エレクトリック(GE)傘下の航空機エンジン部門、GEアビエーションは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、米国内の従業員約10%を削減する。ラリー・カルプ最高経営責任者(CEO)が23日、従業員に送付した書簡で明らかになった。