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米イラン危機:戦争は起きるのか

米イラン危機、次の展開を読む――トランプはどんな代償を払ってでも勝利を目指す

NOT AFRAID TO WAG THE DOG

2020年1月17日(金)15時40分
サム・ポトリッキオ(本誌コラムニスト、ジョージタウン大学教授)

イランとアメリカの緊張が続くなか、8日にはウクライナの旅客機がテヘランから離陸直後に墜落。イランは11日、人的ミスでミサイルによって撃墜したことを認めて謝罪した。

無能な問題解決人、悩める幼稚な男、些細な問題にこだわるナルシシスト──そんなトランプの特徴を考えると、8日の演説が彼にとってイランとの最後の衝突になることはなさそうだ。自らの政治生命を延ばし、司法の世界でも傷を受けまいと闘っている彼には、どんな国外の変化も暴発のきっかけになりかねない。

トランプの教養レベルについて、1つ確かなことがある。彼は「ワグ・ザ・ドッグ」という言葉の意味を知っている。それを実行することも恐れていない。

<本誌2020年1月21日号掲載>

【参考記事】米イラン対立、それでも報復が実行される理由
【参考記事】トランプがイラン司令官殺害を決断した理由は、石油と経済

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2020年1月21日号(1月15日発売)は「米イラン危機:戦争は起きるのか」特集。ソレイマニ司令官殺害で極限まで高まった米・イランの緊張。武力衝突に拡大する可能性はあるのか? 次の展開を読む。


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