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中東イラク、空爆に抗議のデモ隊が米大使館襲撃 トランプはイランを非難
米軍がイスラム教シーア派武装組織の拠点数カ所を空爆したことを受け、イラクの首都バグダッドの米大使館周辺で暴力的な抗議デモが発生した。写真は米大使館を襲撃するデモ隊(2019年 ロイター/Khalid al-Mousily)
米軍がイスラム教シーア派武装組織の拠点数カ所を空爆したことを受け、イラクの首都バグダッドの米大使館周辺で31日、暴力的な抗議デモが発生した。
目撃者によると、イランが支援する民兵を含むデモ隊が米大使館の出入り口に火を付けたほか、門に向かって石を投げたが、イラクの特殊部隊が正門周辺に配備され、大使館内への侵入を阻止。警備隊などが催涙ガスやスタングレネードで応戦し、民兵12人が負傷したという。
抗議デモは数時間続いたが、米国務省によると、大使館職員の安全は確保されており、施設にも侵入されていないという。
これを受け、トランプ米大統領はイランがデモを扇動したと非難し、イラン政府が責任を負うべきと主張。米当局者によると、大使館に米軍を派遣する予定という。
トランプ氏はツイッターで「米国の施設で死者が出たり被害が発生した場合、イランはその一切の責任を問われ、非常に高い代償を支払うことになる!これは警告ではなく脅迫だ」と述べた。
イラク当局は米大使が事前に避難していたと伝えたが、米国務省の報道官は誤りだと指摘。米大使は事前に計画していた個人的な旅行に出ており、大使館に戻る予定とした上で、避難する計画はないとした。
イラン外務省は同日、抗議デモへの関与を否定した。
*内容を追加しまた
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