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2020米大統領選【米大統領選】ヒラリー・クリントンの再出馬はあり得なくない
再出馬を求める「圧力」を感じていると語った BRENDAN MCDERMID-REUTERS
<2020年選挙への出馬計画は「全くない」? トランプに敗れなければ「どんな大統領になっていたか」を常に考えているというヒラリー>
クリントン元米国務長官が来年の米大統領選に再出馬する可能性は、「ゼロ」ではないらしい。11月12日放送の英BBCラジオのインタビューで民主党の予備選に出馬するのかと聞かれたクリントンは、「私はどんなことに関しても、絶対にないとは決して言わない」と答えた。
「常に考えている。自分だったらどんな大統領になっていただろう、と」と話すクリントンは、前回の大統領選でトランプ候補に敗北したことを忘れたことはないようだ。だがインタビュアーに出馬するのか再び問われると、「絶対にないとは決して言わない」と繰り返しつつ、「今ここで話している瞬間は、その計画は全くない」と述べた。
夫のビルが州知事を務めたアーカンソー州を含め予備選への出馬を締め切った州も多いが、12月まで受け付けている州もあり、マイケル・ブルームバーグ元ニューヨーク市長が出馬するかも注目される。民主党候補者の最終的な顔触れは、年内には分かるだろう。
<2019年11月26日号掲載>
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