小児性愛の大富豪エプスタインと児童買春に関わったのか?──英アンドルー王子がBBCに生出演
Prince Andrew Stayed in Epstein's Party Mansion Because It Was 'Convenient'
6月22日、母エリザベス女王とともに馬車でロイヤル・アスコット競馬場に向かうアンドルー王子 John Sibley-REUTERS
<児童性的虐待や売春斡旋容疑で逮捕され自殺した米大富豪エプスタイン被告の邸宅にアンドルー王子が滞在中に、美少女の出入りが目撃され、写真も撮られている。王子は疑惑に何と答えたか>
イギリスのアンドルー王子(59)が、少女への性的虐待や売春斡旋容疑で逮捕され、8月に自殺した米富豪ジェフリー・エプスタインとの関係について公の場で初めて語った。王子は「便利な場所だったから」エプスタインのニューヨークの豪邸に泊まったものの、彼が性犯罪者として登録されていたことは知らなかったと述べた。
BBCの独占インタビューに応じた王子は疑惑を否定したが、必ずしも納得がいく答えばかりとはいえない。
"It was definitely the wrong thing to do. But at the time I felt it was the honourable and right thing to do."
— BBC Newsnight (@BBCNewsnight) November 16, 2019
The Duke of York speaks to @maitlis about his links to Jeffrey Epstein and his decision to stay with him
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ニューヨークのアッパーイーストサイドにあるエプスタイン邸を訪ねたのは、彼が児童売春に関与した罪で服役していた刑務所を出た5カ月後の2010年12月のことだった、と王子は述べた。
「高潔なこと」をしたい、つまり、じかに顔を合わせて交際を断ちたいと思ったからだという。ちなみに4日間にわたる王子の滞在と同じころ、エプスタイン邸を出入りする若い女性たちの姿が何枚も写真に撮られている。
「彼が有罪判決を受けたため、私たちが一緒にいるところを見られるのは不適切だと伝えることだけを目的に(エプスタイン邸に)行った」と王子は語った。
「私は多くの人から相反する助言を受けた。彼に会いに行けと言う人もいれば、会いに行くなと言う人もいた。だから自分の考えで決断した。これは重大な問題で、電話で済ませるのは臆病者のやり方だと感じたんだ。自分で会いに行って話さなければならないと」
<参考記事>未成年性的虐待の被告の大富豪が拘置所で怪死、米メディアが大騒ぎする理由
女性に手を振って見送る写真
滞在中、王子とエプスタインがセントラルパークを一緒に歩いている姿が写真に撮られている。王子によれば、もう会うつもりはないとエプスタインに告げたのはこの時だったという。
セントラルパークを歩くアンドルー王子(左)とエプスタインTaken in central park 2010, years after the world knew what Epstein was. pic.twitter.com/fNVRhF1SyY
— Stefan Johann (@StefJonn) November 17, 2019
だが英紙メール・オン・サンデーに掲載された写真には、その翌日、エプスタイン邸の玄関でアンドルー王子が手を振って「かわいい茶色の髪の女性」を見送る様子が捉えられている。ちなみにその1時間前に家を出たエプスタインは、金髪の若い女性(年齢は不明だが、背丈はエプスタインの肩にも届いていない)を伴っていた。
写真の報道を受けてバッキンガム宮殿は「未成年との不品行に関するいかなる示唆も絶対に真実ではない」と、強い語調で王子の関与を否定した。
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BBCとのインタビューでエプスタイン邸での滞在について問われた王子は「泊まるのに便利な場所だった」と述べた。「これについてはさんざん考えてきたが、結局のところ、後になってみれば、それはまったく間違った行動だった」
「だが当時は、それが高潔な正しい行為だと思っていた。高潔さにこだわりすぎる自分の性向が判断に影響を与えた可能性は全面的に認めるが、それはどうしようもなかった」