ボーイング、737MAX過失を初めて認める CEOが議会証言で謝罪
ボーイングはこの日、2件の737MAX墜落事故で犠牲となった遺族に弔意を示す全面広告を主要紙に掲載した。
公聴会には、遺族らも犠牲者の遺影を抱えて出席した。
墜落したエチオピア航空の原告委員会の共同委員長を務めるジャスティン・グリーン氏は「ミューレンバーグ氏は証言で謝罪したが、私のクライアントにとって重要なのは、ボーイングが正しいことを言うよりも実行することだ」と語った。
30日に開く公聴会でミューレンバーグCEOの証言を予定している下院運輸経済基盤委員会のデファジオ委員長は29日、声明で「2018年10月のライオンエア墜落事故の数カ月前に、安全上の懸念から737MAXの生産ラインを停止するよう、ボーイングの幹部が当時の737プログラムの責任者に求めていたという少なくとも1件の事例」を認識していると述べた。
ボーイングからのコメントは得られていない。
29日の公聴会は厳しい内容となったものの、ボーイングの株価は通常取引で2.4%上昇した。
*内容を追加しました。
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