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プーチン2020

プーチン政権は永遠に続くのか ロシア政界が模索する引き延ばしの秘策

NOT READY TO QUIT

2019年9月6日(金)20時10分
クリス・ミラー(タフツ大学外交政策研究所ユーラシア部長)

国会議長の提言は、しょせん世論の反応を見るための観測気球にすぎないのだろう。しかし5年先の話に今から観測気球を揚げるのは異例だ。

2012年にプーチンが大統領職に復帰した際には、モスクワで市民の大規模な抗議デモがあった。あのときプーチンは、抗議行動はアメリカの陰謀だと非難した。そう言わねばならぬほどの脅威を感じていたからだ。それでも結局、政財界は一致してプーチンを支持した。2024年もそうなると、彼は信じたい。しかし確信は持てない。

ちなみに本人は固く口を閉ざしている。満を持して自分の計画を発表するつもりなのか? それともまだ、本人も決めかねているのか。

From Foreign Policy Magazine

<2019年9月10日号掲載>

20190910issue_cover200.jpg
※9月10日号(9月3日発売)は、「プーチン2020」特集。領土問題で日本をあしらうプーチン。来年に迫った米大統領選にも「アジトプロップ」作戦を仕掛けようとしている。「プーチン永久政権」の次なる標的と世界戦略は? プーチンvs.アメリカの最前線を追う。

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2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド

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