IKEA(イケア)でかくれんぼしてはいけません! ついに警察出動の騒ぎに
IKEAで3000人規模の「かくれんぼ」が計画され警察出動の騒ぎに...... (写真の店舗とは別) Charles Platiau-REUTERS
<家具量販店IKEAでかくれんぼするという遊びが欧州で流行。スコットランドで3000人規模の「かくれんぼ」が計画され、警察が出動する騒ぎに......>
スコットランドのイケアで3000人がかくれんぼ!?
日本でも人気のスウェーデンの家具量販店IKEA(イケア)。大抵の店舗は郊外にあってかなり広く、迷子になりそうな経験をした人もいるのではないだろうか。この巨大な店舗を生かし、「かくれんぼ」をするという迷惑な遊びが欧州で流行っているという。そして英スコットランドのグラスゴー店でこのほど、3000人規模の「かくれんぼ」が計画され、警察が出動する騒ぎがあった。
スコットランド地元紙スコッツマンによると、このかくれんぼは、フェイスブック上で企画・告知された。フェイスブックの投稿から判断して、3000人ほどが集まると見られていたという。土曜の午後3時に始まる予定だった。しかし一部の人は、グラスゴー店が企画した公式なかくれんぼだと勘違いして、店舗に問い合わせた。このためかくれんぼの計画が明らかになり、店側が警察に通報したもようだ。
スコットランド警察はグラスゴー店に警官を5人派遣し、警戒に当たった。明らかに買い物目的でない来店者は、入店を許されなかったという。
第1回かくれんぼはイケアが全面的にサポート
イケアでのかくれんぼはもともと、ベルギーで2014年に始まった。地元の人気ブロガー、エリーゼ・デ・リックさんが、「30歳の誕生日を迎える前にやりたいこと30」の1つとして企画した。友達と遊ぶためにフェイスブックのイベントを立ち上げたところ、すぐに数千人規模の人が集まってしまった、とデ・リックさんは2015年3月、米ABCニュースに話していた。
デ・リックさんはさらに、このイベントを知ったイケアが、手伝いたいと連絡してきたことを明かした。イベントを支援するにあたり、安全を確保するために人員を増やすなど、イケアは経費をかける必要があった。しかしデ・リックさんによると、イケア側は宣伝になると判断したようだ。
イケア・ベルギーの広報担当者はABCニュースに対し、イベントは非常にうまくいったと話し、「私たちは、彼女(デ・リックさん)や、参加した数千人の夢を叶えてあげたかったんです。でもあれは特別で、1回きりのイベントでした」と説明した。