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安全保障韓国、日本との軍事情報包括保護協定の継続、国家安全保障会議で22日に検討
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韓国の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長は、米国のビーガン北朝鮮担当特別代表とソウルで会談後、米朝の対話が近く再開し、うまくいくと感じていると述べた。写真は香港で2005年12月撮影(2019年 ロイター/Paul Yeung)
韓国の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長は22日、米国のビーガン北朝鮮担当特別代表とソウルで会談後、米朝の対話が近く再開し、うまくいくと感じていると述べた。
金第2次長は、記者団に対し「私の印象では北朝鮮と米国は近く対話を行い、うまくいくだろう」と語った。詳細には言及しなかった。
米朝の実務者協議は、2月にベトナムで行われた2回目の米朝首脳会談が物別れに終わって以降頓挫し、まだ再開されていない。
トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は6月、南北の非武装地帯で3回目の首脳会談を行い、核問題を巡る協議再開で合意した。
金第2次長はまた、22日に国家安全保障会議を開催し、韓国が破棄を示唆している日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について協議することも明らかにした。GSOMIAは24日に更新期限を迎える。
第2次長によると、ビーガン氏は、GSOMIAが北朝鮮による核・ミサイルの脅威に対抗するための日米韓3カ国の取り組みに寄与することから、会談でこの問題を提起したという。
第2次長は「慎重に検討し、国益にかなう方法で決断を下すと(ビーガン氏に)伝えた」と述べた。
このほかビーガン氏は、北朝鮮の批判に対する韓国の冷静な対応に謝意を示したという。
*内容を追加しました。
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